イベントAPIゲートウェイについて

最終更新:2025 年 8 月

イベントAPIゲートウェイは、ウェブサイトイベントデータを直接TikTokに送信するための信頼できるサーバー間接続を迅速に作成し、広告と顧客のインタラクションを正確に計測できるツールです。技術面の複雑性を軽減し、新しいアカウントのTikTokへのオンボーディングを数分間で完了させることで、より正確なデータを提供し、広告のパフォーマンスを向上させます。

提供状況

  • プラットフォーム:TikTokイベントマネージャー、TikTok広告マネージャー

  • プレースメントタイプ:インフィード、Spark Ads

  • 広告目的:コンバージョン、ウェブVBO(バリューベース最適化)


メリット

  • パフォーマンスの改善:より高品質なデータでoCPMの配信を改善し、より効果的なターゲティングによってCPAsを低減します。

  • 複数アカウントをサポート:単一のゲートウェイホストから、複数のTikTok広告アカウントのイベントAPIデータを送信できます。

  • 正確な計測:ブラウザシグナルの喪失を防ぎ、より多くのコンバージョンを捕捉します。

  • 信頼性の高いデータ連携:イベントAPIは、TikTokの標準的なプライバシーおよびセキュリティ対策に準拠したサーバー間統合です。


イベントAPIゲートウェイの仕組み

ゲートウェイを「ホスト」として設定すると、複数アカウントの管理に使用できます。各アカウントには「テナント」と呼ばれる専用のスペースが割り当てられ、データを整理し、各アカウントの情報を個別に保護できるように設計されています。


各テナントは、広告アカウントに紐付いた特別なアクセストークンを使用して直接TikTokと連携します。TikTok Pixelと連携し、ゲートウェイ経由で追加のサーバーサイドイベントを送信できます。TikTok Pixel(ウェブブラウザ)とイベントAPI(サーバー)の併用は、カスタマージャーニー全体の捕捉に役立ちます。内部ロジックは、event_idや_ttp(TikTok Cookie)などのキーIDを照合することで重複を回避します。


イベントAPIゲートウェイには、テナントアカウントの作成、チームメンバーの追加、カスタムドメインの設定などのアカウント管理タスク用のダッシュボードが含まれています。ホスト管理者がゲートウェイ全体の設定を管理し、誰が使用できるかをコントロールします。テナント管理者は自身のアカウントスペースを管理します。

イベントAPIゲートウェイの使用事例

イベントAPIゲートウェイは、以下のような、イベントAPI設定を簡略化およびスケールアップする必要がある方向けに設計されています。

  • 複数のブランド向けにTikTok広告を運用しており、開発リソースの負担を軽減しつつサーバー間でのピクセルイベントデータ接続を簡単に行える一元的なシステムを必要としているデジタル代理店

  • 複数のマーチャント向けにプラグインを提供またはホスティングしており、単一のインフラを使用して自社の基盤全体にTikTokイベント共有を実装したい広告テクノロジーパートナー

  • サブブランドを保有し、複数の店舗やドメインを運営しており、サーバー側の設定を統一して一元的に管理することを望む小売り企業


リソース