TikTokで新生活者向けの来店が2倍に!
ニトリで取り扱う商品(家具・インテリア)の品揃えでは、テレビCMで訴求できる商品は限られている。一方で、CMでの訴求は難しいものの、他プラットフォームで訴求することで来店を促すポテンシャルがある商品は数多くあると考えており、訴求プラットフォームや方法を模索していた。新生活者向け商品販促において若年層へのアプローチを検討する中で、TikTokの活用を決定。短尺動画での分かりやすい商品訴求と来店促進、新規顧客の獲得を目的とした施策を実施した。
ニトリにとってどのようなコンテンツを発信することで需要を喚起できるか、仮説設計を行うことからスタートした。その仮説を元に、新生活需要が高まる3月に合わせ、TikTokクリエイターを起用し生活者目線でニトリの商品を紹介した動画を投稿。企業から発信するよりも、より生活者に近い存在であるクリエイターの投稿と、クリエイターの投稿動画をブーストさせる広告メニュー「Spark Ads」広告も組み合わせることで、エンゲージメントを向上させ、来店や購入といった行動に繋げることを狙った。
TikTok施策期間中に実店舗での購入者に対して行ったアンケートによると、TikTokのコンテンツによる影響が顕著だったのは若年層であり、同世代におけるTikTokきっかけによる来店率は、施策前後比で2倍に上昇した。TikTokクリエイターによるコンテンツ投稿の狙い通り、実際の商品利用シーンをイメージして「自分ごと化」しやすいこと、さらに、投稿されたコンテンツのコメント欄で、商品についてもっと知ろうという質問や関連商品の質問等も発生していたことから、ユーザーの興味を引き、ユーザーの利用意向を高め、実店舗への来店につながったと推測している。
TikTokにおける今回の施策が店舗への送客に貢献していると推察しています。これまで訴求してこなかった商品や新商品も含め、今後も相性の良い商材とターゲットの属性をみつけて、動画数増、視聴数増加を狙っていきたいです。