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TikTok、“検討”を“成果”につなげる新広告ソリューション「Brand Consideration」をAPACで提供開始

5月 07, 2025
TikTok、“検討”を“成果”につなげる新広告ソリューション「Brand Consideration」をAPACで提供開始

TikTok for Businessは、「ブランド検討(Consideration)」を目的としたTikTokキャンペーンにおいて、商品やサービスにすでに高い関心を示している“購買意欲の高いユーザー”の拡大を支援する新たな広告ソリューション「Brand Consideration」を、APAC(アジア太平洋地域)で提供開始しました。

本ソリューションは、ユーザーが選択肢を比較し、ブランドへの好意や信頼を育む「検討フェーズ」にあたるミドルファネルで効果を発揮。ファネル全体における広告効果の最大化に貢献します。


TikTok、“検討”を“成果”につなげる新広告ソリューション「Brand Consideration」をAPACで提供開始


ブランド成果を左右する、「検討フェーズ」の戦略的価値


長年にわたり、マーケティング戦略では、アッパーファネルでの認知拡大と、ローワーファネルでのコンバージョン獲得が重視されてきました。一方で、ユーザーが情報を比較・検討し、ブランドへの好意や信頼を育む「検討フェーズ」にあたるミドルファネルは、見過ごされがちでした。

しかし、実際には、この「検討フェーズ」こそが、消費者の意思決定やブランドイメージの形成において、極めて重要な役割を果たしているのです。


調査によると、TikTokでは「検討フェーズ」のユーザーの28%が、他プラットフォームよりもそのブランドを好む傾向があります※1。

この層は、ビジネス成果への貢献度も高く、総流通取引額(GMV)の46%を占めており、「認知(Awareness)フェーズ」のユーザーと比較して、最大で14倍のコンバージョンを記録しています※2。


※1:2024年1月-12月 / 東南アジアにおけるパイロットクライアントの平均(出典:TikTok Market Scope分析)

※2:2025年2〜3月 / 東南アジア地域(出典:TikTok Market Scope分析)


それにもかかわらず、多くのキャンペーンでは、依然としてこのフェーズへの対応が不十分であり、広範囲でのリーチ獲得やコンバージョンの直接的な促進に注力し続けています。

その結果、貴重な機会を逃し、コスト効率も損なわれ、全体的なインパクトの低下を招いています。




“購買意欲の高いユーザー”の拡大に効果的な「Brand Consideration」とは?


「Brand Consideration」は、「ブランド検討」を目的としたTikTok上の新しいキャンペーンにおいて、すでに商品やサービスに高い関心を示している“購買意欲の高いユーザー”の拡大を支援する広告ソリューションです。

コメント、アプリ内検索、シェア、フォロー、商品カードのクリックなど、8種類以上のアプリ内行動に基づき、ユーザーの関心度を可視化します。

さらに、TikTok内のオーガニックおよび広告の両データを活用することで、リアルタイムの関心を反映し常に更新されるオーディエンスセグメントを構築します。


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なぜ今、「Brand Consideration」なのか?


近年、消費者の購買行動はますます複雑化しており、1回の接触だけでコンバージョンに至ることはほとんどありません。

TikTokでの発見は、“カスタマージャーニーの起点”となり、クリエイターのレビューを視聴したり、コメントを読んだり、ブランドを検索したり、コンテンツを保存するなど、さまざまな行動へとつながっていきます。この「検討フェーズ」こそが、ユーザーが積極的に選択肢を比較し、意思決定を行う重要な段階です。

一方で、マーケターにはこれまで以上に効率性と成果の両立が求められ、プレッシャーも高まっています。限られた予算の中で成果を最大化しつつ、成果の一貫性と、「検討フェーズ」のユーザー1人あたりのコスト:Cost per Consideration(CPCo)を保つ必要があります。

「Brand Consideration」は、こうした消費者行動の変化とマーケティング環境のプレッシャーに対応するソリューションです。購買意欲の高いユーザーに焦点を当てることで、CPCoを引き下げながら、持続可能なフルファネルでのパフォーマンスを可能にします。




成功事例から見る、「Brand Consideration」の効果と可能性


「Brand Consideration」は、“購買意欲の高いユーザー”の拡大や、ビジネス成果の最大化に貢献する広告ソリューションとして、アジア各地の成功事例によって実証されています。


インドネシアのビューティーブランドでは、ミドルファネルの拡大を目的に、「Brand Consideration」を戦略の中核として活用。

「検討フェーズ」を重視した予算配分にシフトすることで、「検討フェーズ」のユーザーが10%増加し、さらに、CPCoは46%低下、「検討フェーズ」のユーザー獲得の効率も72%向上するなど、主要指標でベンチマークを大きく上回る成果をあげました。


タイの別のブランドでも、「Brand Consideration」と、「TikTok Shop Ads」※を活用し、商品を比較・検討しているミッドファネル層へのリーチを拡大。結果として、CPCoは22.5%低下し、「検討フェーズ」のユーザー獲得効率は18.5%向上するなど、業界平均を大きく上回るパフォーマンスを実現しました。

※日本では未導入


両ブランドとも、TikTokクリエイターによるネイティブなストーリーテリングを活用し、“購買意欲の高いユーザー”との深いエンゲージを実現しました。こうした結果からも、「Brand Consideration」が、高いエンゲージメントとキャンペーンの効率化を同時に叶える、非常に効果的な手法であることが明らかになりました。


これらの結果は、適切なタイミングで、適切なユーザーにリーチできれば、パフォーマンスは効率的かつ持続的にスケールできるということを明確に示しています。




TikTokだから実現できる、フルファネル戦略の優位性


「Brand Consideration」は、発見から意思決定に至るまでのカスタマージャーニー全体を通じて、ユーザーと効率的かつ効果的につながる方法をブランドに提供します。 中でも、これまでリーチが難しいとされてきた検討フェーズへのアプローチは、成果を大きく左右する重要な要素です。この検討フェーズにおいて、独自のエコシステムを最大限に活用できる点がTikTokの特長のひとつです。


  • TikTok Market Scope:高い購買意欲を持つオーディエンスの成長をリアルタイムで可視化できる、TikTok独自の測定・分析プラットフォーム。ファネル全体を通じた効果測定や分析が可能で、「検討フェーズ」の浸透度のベンチマーク、新たな高ポテンシャルセグメントの特定、クリエイターやメディア投資へのインパクトの分析などを実現。

  • TikTok Symphony:生成AIを活用し、アイデア創出から動画制作、アセット最適化までを自動化し、コンテンツ制作プロセスをシンプルかつ高速化するクリエイティブソリューション

  • TikTok One:クリエイティブソリューション、パートナー、クリエイターとの連携を促進し、TikTok広告の制作から配信までをワンストップで支援するオールインワン型クリエイティブプラットフォーム ※日本ではテストローンチ中


「Brand Consideration」は、単なる認知にとどまらず、測定可能な成果を生み出すために設計された、TikTokならではのフルファネルソリューションです。



「Brand Consideration」の導入は、“購買を前向きに検討しているユーザーを的確に捉え、効果的にアプローチする”という、デジタルマーケティングにおける長年の課題解決に向けた重要な一歩です。購買意欲が高まっている瞬間を可視化することで、ブランドはより的確かつ自信を持ってアクションを起こすことができ、広告費の効率を高め、戦略に深みを持たせることが可能になります。

Andy Yang, Global Head of Creative and Brand Ads, TikTok



「Brand Consideration」導入によって得られる成果とビジネスインパクト


  • 検討フェーズにおける購買意欲の高いユーザーの獲得: ブランド検討を強化することで、アッパーファネルにおけるコンバージョン効率の向上が期待できます。

  • TikTok Market Scopeによるリアルタイムインサイトの活用: 検討層の成長を継続的にモニタリングし、ファネル全体でのパフォーマンスの最適化できます。

  • TikTokエコシステムの最大活用: スケーラブルなクリエイティブ制作から、クリエイターによる自然なストーリーテリングまで、スピードと品質を両立しながら深い共感を生み出し、ビジネスインパクトの最大化につなげます。




「Brand Consideration」導入方法


「Brand Consideration」は、TikTok Market Scopeに登録済みの広告主であれば、TikTok Ads Manager上でご利用いただけるようになりました。最低出稿金額の設定もないため、あらゆる規模のブランドが導入しやすい仕様となっています。


導入をご希望の方は、TikTok for Businessの営業担当(クライアントパートナー)までお問い合わせください。