自動残高割り当ては、ビジネスセンターで所有している広告アカウントのキャンペーン費用を、共有されているビジネスセンターの残高から直接自動的に差し引くことができる機能です。自動残高割り当てなら、広告アカウントの残高を手動で増やしたり減らしたりすることなく、連携しているビジネスセンターから自動的に残高を引き落とすことが可能になります。
当機能は、請求オプションとして月額請求を使用している広告アカウントのみが利用可能です。
ビジネスセンターが自動残高割り当てにアップグレードされると、手動残高割り当てに戻すことができなくなります。
現時点では、広告クレジットの自動割り当てはできません。広告クレジットの割り当ては、支払い管理ページから残高を手動で増やす形で行ってください。支払い管理ページの詳細は、こちらでご確認いただけます。
各アカウントの月次予算を編集できるのは、財務マネージャーと管理者のロールのみです。ビジネスセンターアカウントで財務ロールが付与されない場合、ビジネスセンターの管理者のみが各広告アカウントの月次予算を編集できます。財務マネージャーでない場合は、ビジネスセンターの管理者に連絡し、ロールの付与を依頼してください。
自動残高割り当ては、ビジネスセンターが所有するオークション広告アカウントのみで利用できます。
広告アカウントにクーポンまたは現金があり、ビジネスセンターで自動残高割り当てが有効になっている場合、システムによって最初に広告アカウントの現金とクーポンの残高を広告費用として差し引かれます。現金とクーポンの残高がなくなると、システムによって自動残高割り当てを通じてビジネスセンターから残高が自動的に割り当てられます。
自動残高割り当てが有効になると、各広告アカウントのキャンペーン費用が、ビジネスセンターの残高から引き落とされるようになり、個々の広告アカウントの残高は使用されなくなります。各広告アカウントの利用可能残高が、自動的にビジネスセンターの残高に移行され、それぞれの広告アカウントのクレジット残高は「0」になります。ビジネスセンターの残高には、クレジットライン、現金、クーポンが含まれます。ビジネスセンターの残高が「0」になると、キャンペーンの支出が一時的に停止され、ビジネスセンターの残高が増えるまで広告の配信も停止されます。
自動残高割り当ての有効化前は、広告アカウントの支出額に、利用可能な残高と設定された予算に基づいた上限が設けられています。広告アカウントが月次予算、日次予算、カスタム予算の上限に達した際に、引き続き広告を配信したい場合は、予算を増やす必要があります。予算上限の調整は1日に最大10回まで行えます。自動残高割り当てを有効化すると、各広告アカウントに以下の変化が生じます:
広告アカウントの利用可能残高が、自動的にビジネスセンターの残高に移行され、広告アカウントの残高は「0」になります。
自動残高割り当てを有効化する前に、広告アカウントの予算が「無制限」より低い額に設定されていた場合、広告アカウントの予算に変化はありません。
広告アカウントの予算が事前に設定されていなかった場合や、「無制限」に設定されていた場合は、その広告アカウントの自動残高割り当て有効化直前の利用可能残高が新しい予算額に設定されます。
例えば、広告アカウントの残高が100米ドルだったと仮定して、予算が設定されていなかったか、あるいは「無制限」に設定されていた場合、自動残高割り当ての有効化によって、新たな予算額が100米ドルに設定されることになり、この額がそのままビジネスセンターの残高に移行されます。これは「予算同期」と呼ばれる機能で、これまで広告アカウント残高を通じて制限が設けられていたところに、ビジネスセンターの残高から費用が捻出されるようになったことで、発生する可能性のある意図しないアカウント支出を削減するのに役立ちます。
キャンペーン単位で予算を設定した場合、そのキャンペーン予算はシステムにも反映されることになります。キャンペーンの支出額がキャンペーン予算の限度額に達した場合は、自動残高割り当ての設定やビジネスセンターの残高を問わず、そのキャンペーンは一時的に停止されます。自動残高割り当てが有効な場合は、ビジネスセンターの残高が0より多くなければ、キャンペーン予算の設定を問わず、該当キャンペーンが一時的に停止されることになります。
自動残高割り当てを有効化するには:
ビジネスセンターに移動し、「財務」をクリックして、「支払い管理」を選択します。
「自動残高割り当てを使用する」→「更新」の順番にクリックします。
自動残高割り当てに切り替えるプロンプトが表示された場合は、「切替」をクリックすることも可能です。
自動残高割り当ては広告アカウントの予算の支出上限を強調するものなので、予算マネージャーで広告アカウントの支出上限の設定や調整が、簡単にできる方法について学びましょう。