イベントとは、カートへのアイテムの追加・購入など、ウェブサイト上で実行されるアクションのことです。イベントは、TikTok広告から発生する場合もあれば、オーガニックに発生(無料)する場合もあります。イベントAPIやTikTok Pixelなどの統合方法を利用すると、TikTokとイベントが共有され、キャンペーンパフォーマンス・広告配信の最適化・マーケティングオーディエンスの構築の計測に役立ちます。
TikTokには以下の2種類のイベントがあります。
標準イベント:レポーティング・コンバージョンの最適化・オーディエンス構築のため、デフォルトで名称が設定されているアクション。標準イベントはすべてのTikTok統合ツールでサポートされています。詳細については、「サポートされている標準イベントについて」をご確認ください。
カスタムイベント:TIkTokパートナーが任意に設定できるアクション。カスタムイベントの設定は、イベントマネージャー内のイベントビルダーで行うか、ピクセルやウェブイベントAPIから直接行うことができます。カスタムイベントは、レポートおよびオーディエンス作成目的に限り利用可能です。最適化には、現時点では対応していません。
注:TikTokのデータ利用規約およびポリシーに準拠し、ユーザーのプライバシーを保護するため、イベントを設定する際は、サイトの訪問者に関する機密データをTikTokに送信しないでください。ご利用になる場合、すべてのイベントラベルの作成において、次のポリシーに準拠する必要があります:TikTokの広告ポリシー、反差別ポリシー、住宅・雇用・クレジットポリシー。イベント名は審査対象の1つであり、ポリシーに準拠していない場合は削除される場合もあります。
詳細については、「TikTok Pixelについて」をご確認ください。
推奨事項:
どのイベントを追加するかを検討する際には、「商品詳細を確認」から「購入」まで、サイトのカスタマージャーニーに沿ったステップごとのイベントを作成しましょう。イベントマネージャーでイベントを管理・理解する方法の詳細については、こちらをご確認ください。
また、広告の成果を最大化するために、TikTok PixelとイベントAPIの両方に同じイベントを追加しましょう。ウェブイベントの過剰レポートを避けるために、必ずイベントIDで重複排除を設定するようにしてください。イベント重複排除の詳細については、こちらからご確認ください。
カスタムイベントは、TikTokの標準イベントが広告ニーズにそぐわない場合に限り作成してください。使用可能なカスタムイベントカテゴリーの例:
無料体験申し込みなど、一般的な消費活動を示すラベル。「StartFreeTrial」などのカスタムイベントラベルを使用できます。
商品の発送など、一般的なマーチャント活動を示すラベル。これは「注文」などの類似する標準イベントとは異なるため、「ProductShipped」というカスタムイベントラベルを使用できます。
標準またはカスタムイベントを追加したウェブサイトのコード例:
カスタムイベントを設定する際には、TikTokで定義済みの標準イベントまたは既存イベントの名前と同じにならないよう注意してください。詳細については、「既存イベントについて」をご確認ください。
カスタムイベントは次の要件を満たす必要があります。
要件 | 詳細 |
文字数制限 | カスタムイベント名は、50文字以内に収めてください。 |
形式 | 英文字・数字・ダッシュ・アンダースコアに限り有効です。 |
特別ルール | カスタムイベント名は必ずアルファベットで始まり、末尾にスペースを置くことはできません。 |