イタリアAmazon Prime Video

目的

イタリア国内最大のオンラインストリームサービスを提供しているAmazon Prime Videoは、最新作「グッド・オーメンズ (Good Omens) 」の話題を喚起する為にキャンペーンを実施。グッド・オーメンズ (Good Omens) は、テリー・プラチェットの小説に基づき、サタンの息子の誕生を描いたテレビドラマシリーズ。

イタリアAmazon Prime Videoは、ドラマ上映前にティザーキャンペーンを実施。Z世代から注目を集めるために、TikTokは最適なプラットフォームとして選ばれた。

イタリアAmazon Prime Videoはグッド・オーメンズ (Good Omens) のテーマ‐善と悪の永遠の戦いを盛り込んだキャンペーンをTikTokと共同企画。ターゲットから大きな反響があり、多くのUGC動画が投稿され、予想を遙かに上回る結果が得られた。

ソリューション

イタリアAmazon Prime Videoは、作品のテーマ#beneVSmale（#goodVSevil）に基づきTikTokでハッシュタグチャレンジを実施。多くのユーザーが天使と悪魔を演じるオリジナル動画を投稿した。

より多くのユーザーに参加を促すため、イタリアAmazon Prime Videoは人気クリエイターと連携し、PR動画を製作してもらった。クリエイターの動画は天使と悪魔の衣装や、アニメのキャラクターや、オリジナルダンス、音楽など様々な要素が融合され、多くのユーザーに注目された。

クリエイターの投稿動画を視聴した後、ユーザーたちもオリジナル動画を創作し投稿した。

結果、圧倒的な投稿量、多様な表現で、TikTok内で非常に盛り上がった。

明確なテーマ設定、お手本動画を用意したことで、多くのユーザーが参加しやすくなり、TikTok内でブームが起こせたと言える。

イタリアAmazon Prime Videoは起動画面広告（ユーザーがTikTokアプリを立ち上げた時に表示される広告） とインフィード広告を活用し、ユーザーをハッシュタグチャレンジページへ誘導することができた。

動画のオープニングではTikTokクリエイターが登場し、ブランドの情報も交えながら、キャンペーンへの参加を呼び掛けた。この動画は、クリエイター本来の世界観、文脈の乗っ取りキャンペーン情報を伝えたため、視聴者に違和感がなく、ユーザーの参加意欲も刺激できた。

結果

キャンペーンは2019年12月27日〜2020年1月1日まで実施され、短期間にも関わらず非常に良い結果を獲得できた。動画投稿数は5万1000件、再生数は6,800万回以上、エンゲージメント（いいね、コメント、共有など）940万件以上。

ハッシュタグチャレンジバナー、LPのPVは、3,600万回。 2万2,000人以上のユーザーが「#beneVSmale」の動画を投稿した。

イタリアAmazon Prime Videoにとって、今回のキャンペーンは期待を上回る結果となり、グッド・オーメンズ(Good Omens) のキャンペーンテーマが多くのターゲットに浸透した。