昭和産業株式会社

目的

日本トップクラスの穀物取扱量を誇る食品メーカーの昭和産業。世界初の天ぷら粉を発表し、ホットケーキミックス「まんまるおおきなホットケーキのもと」などの人気商品を販売して、マーケットで多くのシェアを占めています。同社は、TikTokで食品コンテンツの視聴にかなりの時間を割いていると想定される、家庭や子供を持つ消費者にリーチするため、企業やサービスのリブランディングを得意とする事業コンサルティング会社の株式会社YRK andと提携して、TikTokにおける自社のプレゼンス強化とブランドの認知向上を目指しました。

ソリューション

リーチを拡大し、新たな動画コンテンツを制作するにあたり、YRK& は昭和産業とクリエイターとのコラボ企画を推進しました。マーケティング予算やターゲットオーディエンスを元に、関連性の高いクリエイターに選定範囲を絞り込み、将来的にSpark Adsを通じて拡散を見込める動画コンテンツを制作してくれそうなクリエイターを選出しました。ネイティブ広告フォーマットを使えば、広告主もクリエイターの動画を広告として使用できるようになり、「おすすめ」フィードで商品の可視性を強化してユーザーに届けられます。Spark Ads動画は、他のオーガニック投稿に混じって戦略的に配信されるため、ユーザーの動画視聴体験の阻害を最小限に抑えられます。クリエイター動画はユーザー生成コンテンツとしても機能するため、日常における利用シーンなどの紹介によって商品をリアルな形で宣伝し、消費者の購入決定につなげることができます。YRK& と昭和産業は、一貫して「親子で楽しめるホットケーキ」をテーマにした動画クリエイティブを制作し、共感しやすいメッセージで関連ユーザーを広くターゲティングすることで、商品の認知度向上を目指しました。

成果

昭和産業のキャンペーンは、250万以上のインプレッション数と97万回以上の動画視聴を達成しました。これらの数値はTikTokが持つ巨大なユーザーベースを表していると同時に、ブランドがTikTokのクリエイティブコンテンツを通じて関連性の高いオーディエンスにリーチできる可能性も示しています。今回のキャンペーンでは予想より約72％低い動画視聴単価を達成し、ROIも向上しました。また、クリエイターコラボ動画によって昭和産業のブランド認知が強化され、商品に対する消費者の理解も深まり、長期的な売上と視聴数アップにつながりました。動画への好意的なコメントも昭和産業とYRK& 双方にとっての有用なインサイトとなり、オーディエンスの共感を得やすい広告メッセージについての知見獲得に繋がりました。