商用コンテンツ公開設定について(クリエイター向け)

最終更新:2025 年 12 月

TikTokでブランド、商品、サービスの宣伝用コンテンツを投稿する際には、商用コンテンツ公開設定を有効にする必要があります。これにより、投稿するコンテンツの透明性を確保し、TikTokコミュニティと広告主の間の信頼関係の構築と維持が可能になります。


TikTokのコミュニティガイドラインは、2021年から施行されています。正確な法的要件は国によって異なる場合があります。


補足:米国については、消費者レビュー公正法(Consumer Review Fairness Act)を元に連邦取引委員会(FTC)によって明確な法的要件が定められています。


コンテンツ公開のメリット

有償パートナーシップ商用コンテンツの公開を利用することで、すべての視聴者がオーガニック投稿と商用コンテンツを明確に見分けられるようになります。TikTokのブランドコンテンツの要件は、以下の長期的なコミットメントを実現する一環として、皆さまのためにより良い体験を創造するべく設定されたものです:

  • 透明性:ブランドコンテンツであることを公開することで、クリエイター、広告主、視聴者にとってより透明性の高いエコシステムがつくりやすくなります。

  • 安全性:視聴者を誤情報、虚偽表現、虚偽広告から守ります。

  • 説明責任:TikTokでの公開設定を標準化することで、クリエイター、広告主、視聴者へのさらなる説明責任の促進にフォーカスした、公平なブランドコンテンツのエコシステムがつくりやすくなります。


TikTokにおける商用コンテンツの判定方法

以下の3つの要素をベースに、明確なマーケティングの意図が見られる動画が、商用コンテンツとしてフラグされます:

  • 金銭的インセンティブ:何かを宣伝することで、金銭や恩恵を受けられるもの全般。例としてURL、プロモーションコード、ハッシュタグ、メンションを使ったコラボレーション、QRコード、オーバーレイ広告などが挙げられます。

  • ブランドメンション:ハッシュタグ(#ブランド)やタグ(@ブランド)にブランド名が入っていたり、ロゴが表示されたりしているもの。

  • 特定商品の推薦:デモやチュートリアルなど、特定の商品やサービスを紹介したり、それについて語ったりしているもの。「今すぐ購入」などの誘導アクション(CTA)も含まれる場合があります。


パフォーマンスへの影響

コンテンツ公開設定を有効にし、投稿に有償パートナーシップのラベルがついても、TikTokがユーザーにコンテンツを推奨するシステムになんら影響はありません。弊社では、正式にブランドコンテンツとして公開されているTikTok動画と、されていないTikTok動画をおよそ200万本比較する社内調査を実施しましたが、パフォーマンスには一切の差が見られませんでした(TikTok Marketing Scienceが2023年に、インドネシアとパキスタンでテストを実施)。


:商用コンテンツとして適切に公開されていない場合、おすすめフィードで配信するのに相応しくない動画とみなされ、オーガニックパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。


コンテンツ公開設定を適切に使用していない場合に起こり得ること

ブランドコンテンツを含む可能性のある動画で、適切な公開設定になっていないものについては通知が送信されます。こうした潜在的ブランドコンテンツに対して送られたシステム通知に、24時間以内に対応できれば、その動画のおすすめフィードでの配信の適切性を保てます。


:フラグされた動画の異議申し立てができるのは、元動画の投稿者のみです。異議申し立てのプロセスは、TikTokのアプリ内システム通知と直接連動しています。


潜在的ブランドコンテンツに対するシステム通知には、以下の対応が可能です:

  • 適切なブランドコンテンツ公開設定を有効にできます。TikTokでコンテンツ公開設定を有効にする方法については、こちらをご覧ください。

  • ブランドコンテンツを含まない投稿の場合は、異議の申し立てができます。異議申し立ての前に、ポリシーに規定されたブランドコンテンツが含まれていないことを確認するため、TikTokのブランドコンテンツポリシーを今一度ご確認ください。

異議申し立てが認められた場合は、おすすめフィードでのオーガニック配信の資格を取り戻せます。


TikTok Oneにおける動画のコンテンツ公開設定を有効にする方法