$250.00
新規アカウントで最大$250.00の広告クレジットを獲得しましょう!
方法を確認

スマホアプリの実例公開!驚異のCPIを実現したTikTok広告のクリエイティブとは

11月 10, 2023
ready-set-create-session3-eyecatch
ready-set-create-session03-00

TikTok for Businessでは、ブランドがTikTokを使ってクリエイティブにマーケティング活動を行い、ビジネスにインパクトを与えるためのあらゆるサポートを行っています。

その一環として、7月27日に広告主、ビジネスオーナー、広告代理店向けイベント「READY, SET, CREATE! TikTok for Businessオンラインマスタークラス」を開催しました。

本イベントでは、TikTok人気クリエイターやTikTok for Businessのエキスパートをゲストに迎え、TikTokでブランドを成長させ、ビジネスを成功させるために不可欠なクリエイティブに関するヒントやベストプラクティスをお届けしました。


本記事では、実際にTikTok広告を運用し、成果を上げている株式会社Yaaha、株式会社じげんのトークセッションで語られた実践に活かせるクリエイティブTipsをご紹介します。



成功事例とクリエイティブの紹介

TikTok広告をはじめとした広告媒体を活用したプロモーションの支援事業を行う株式会社Yaaha(以下、Yaaha)は、モバイルアプリの集客を強みとしており、毎月約3万件以上のアプリインストールによる送客を行っております。なかでも人材・金融・旅行などtoC向けのモバイルアプリ商材を数多く取り扱っています。


今回、成功事例としてご紹介するアルバイト求人アプリ「アルバイトEX」は、2008年より株式会社じげん(以下、じげん)が運営しており、20以上の有名求人サイトの情報をまとめて検索・応募できるという特長があります。

CPIが最安値を更新し、人材業界の平均CPIよりもかなり安くなりました。


この成果の要因の一つはターゲット設計にありました。広告配信のターゲットは初期設定からほぼ変更しない状態のまま、年齢、地域、興味で絞らずにクリエイティブの冒頭の『興味付け』を行うというターゲット設計にしています。今回の場合、クリエイティブの冒頭で『アルバイトをしている人』を見せることで興味付けを行っています。


Yaahaがこのような設計にした理由は「TikTokの最適化の精度の高さ」にあります。従来の運用型広告には、興味関心やデモグラフィックなどでターゲット層を絞るイメージがありますが、TikTok広告の場合、最適化の精度が高いため、わざわざ絞る必要がないと考えました。Yaahaが「アルバイトEX」のTikTok広告運用をサポートしている中で、驚くべき結果を出したのが「街頭インタビュー」風の表現を取り入れたクリエイティブです。


ready-set-create-session03-01


クリエイティブのアイデアを生み出す方法

Yaahaでは、クリエイティブを作るときに3つのポイントを意識しています。


ready-set-create-session03-06

1. ターゲットを考える

Yaahaでは、商材のターゲット像を明確にした上で、広告配信のターゲット設定は属性で絞り込まず、商材の潜在ユーザー層をそのままターゲットとして広く捉えて運用するケースが多くあります。


「アルバイトEX」の場合、アルバイトを探す可能性がある「学生」「フリーター」「主婦」など様々な属性のユーザーがターゲットとなるため、ターゲット設定は全員としています。

この方法は、TikTokのインフィード広告で効果を発揮します。

今回の「アルバイトEX」のクリエイティブでは、若干学生寄りの表現を使っていますが、学生以外をターゲットから外しているわけではありません。あくまでもターゲットは「アルバイトを探す可能性のある人」全員とし、「アルバイトの最高月収」というターゲットが気になりそうなワードを冒頭に持ってきています。このワードが「学生にオススメのバイト」だと学生だけがターゲットだと思われてしまい、潜在ユーザー層を逃す可能性が高くなってしまいます。


さらに効果を高めるクリエイティブのポイントは『ターゲット全体に広く深く刺さる導入』です。

例えば、導入を「旅行に行きたいけどお金がない人必見」にした場合、当てはまる人には深く刺さり、エンゲージメントが高まりますが、当てはまらない人は離脱するため、ターゲット層は狭くなります。


一方、導入を 「アルバイト探してる人必見」にした場合、ターゲット層は広くなりますが、自分事化されにくく、浅い印象しか残せません。

今回は、「アルバイトの最高月収を聞いてみた」というアルバイトをしたい人が最も気になるワードを導入に使用したため、ターゲット層が広い上にエンゲージメントも高くなりました。

これこそが『ターゲット全体に広く深く刺さる導入』です。


ready-set-create-session03-02


2. ターゲットにとって魅力的な訴求を考える

TikTok広告は30〜60秒という短い尺の中でユーザーに魅力を伝えなければならないため、要点を絞る必要があります。

限られた時間の中で、多くの要点を伝えると逆に何も残らない可能性が高いため、最も訴求したいポイントを1〜2つに絞ってじっくり伝える方が印象に残りやすくなります。


そこで重要になるのが、ユーザー目線のベネフィットに落とし込んだ訴求内容にすることです。

例えば、伝えるメッセージが「求人の掲載数が何百万件です!」だけで終わってしまうと、ユーザーにとってのベネフィットまでは伝わりません。

「魅力的な求人がたくさんあるから、すぐにアルバイトと決まる」というユーザー目線のベネフィットを伝えるためには、「求人の掲載数が何百万件です!」に続けて「すぐにバイト決まります」というメッセージを伝える必要があります。さらには「バイトが決まるとお給料が稼げます」「お給料が稼げると友達とたくさん遊びに行けたり、欲しいモノが買えます」のように、ベネフィットを深めていくことでより効果を高めることができます。


ready-set-create-session03-03


3.コンセプトを考える

上記2つのポイントを踏まえて考えた「ターゲット」に対して、「魅力的な訴求ポイント」を最も効果的に伝えるために必要なのが「コンセプトを考える」ということです。

事例では、魅力的な訴求ポイントである「お祝金5万円がもらえる」を「実際にお祝い金をもらったユーザーが伝える」という方法を使っています。それをクリエイティブでは、「街頭インタビュー」というコンセプトで表現しています。


クリエイティブの表現方法には、「一人語り」「コント風」「イラストやアニメーションを使用」「顔出しをせず、テロップとナレーションを使用」など様々ありますが、どれを使えば最もユーザーに刺さり、クリエイティブの質が高まるのかはコンセプトで決まります。

今回のクリエイティブでは、出演者が顔を出して、普段着のままラフなイメージで撮影しています。「街頭インタビュー」というコンセプトなので、作り込まず、あくまでも自然体にしていますが、そこがTikTokの特性にも合っており、成果につながったと言えます。


ready-set-create-session03-04



クリエイティブ制作のためのインスピレーションを得る方法

効果的な広告クリエイティブ制作のためのインスピレーションを得る方法として、Yaahaではトレンドを追い続けています。そのために以下の手法を使っています。


ready-set-create-session03-07

1. TikTokを見る

TikTokでは、オーガニック投稿っぽさのある広告がより効果が高いため、検索して何らかの業種に特化したトレンドをみるのではなく、「おすすめフィード」で全体トレンドを追います。日常的に触れているコンテンツからイメージを膨らませたり、インスピレーションを得ることが多くあります。



2. TikTokクリエイティブセンターをチェックする

動画広告では、いかに導入部分を魅力的に見せて、ユーザーに興味を持ってもらうかが大切です。TikTokクリエイティブセンターでは、パフォーマンスの優れた広告を確認することができます。

※「TikTokクリエイティブセンター」は、ログイン不要でどなたでもご覧いただけます。

https://ads.tiktok.com/business/creativecenter/pc/ja




TikTokの優位性


1. 広告主から見たTikTokの優位性

広告主にとって、TikTokの最大の優位性は「CM的な副次効果によるインストール」が発生することです。


「アルバイトEX」の場合、TikTok広告の配信を開始してから、オーガニックでのインストール数が倍増するという現象が発生しました。

その中で「アルバイトEX」という指名での検索が多くを占めていることから、TikTok広告がCM的な役割を担っていることが判明しました。TikTok広告経由でカウントされているものと別で、オーガニックでのインストールが発生しているため、例えば、仮に広告経由のCPIが1,000円だったとしても、トータルで考えると、CPIはもっと安い値段に収まってるというイメージです。

また「アルバイトEX」では、オーガニックで流入したユーザーはコンバージョンしやすい傾向にありました。他社プラットフォームの広告でも試した結果、このような現象が起こったのはTikTokのみでした。その要因としては、「他社プラットフォームよりCPMが安い」「拡散力が高い高校生、大学生のユーザーが多い」ということが考えられます。


商材の知名度がまだあまり高くない広告主やテレビCMに予算をかけられない広告主には、TikTokの優位性がより効果を発揮してくれるでしょう。


ready-set-create-session03-05


2. 代理店から見たTikTokの優位性

代理店から見たTikTok広告の優位性として、以下3点が挙げられます。

ready-set-create-session03-08

・効果が安定しやすい  

CPMの急激な変動がないなど、他の媒体と比べて数値の面での効果が安定しやすく、1つの広告クリエイティブの賞味期限が長持ちします。


・サポートが手厚い  

TikTokは機械審査の精度が高いため、誤って広告アカウントが停止されるケースが少ない傾向にあり、サポートも充実しています。


・低予算で始められる  

短尺の縦型動画を使用しますが、オーガニック投稿のようなUGC風の動画の効果が高いため、高額な機材での撮影・編集は必要なく、スマートフォンでも制作できます。そのため、手軽に低予算で広告配信を始めることができます。




今回ご紹介したクリエイティブTipsは、どれもすぐに実践できる内容となっています。より効果的なクリエイティブを制作し、TikTok活用によるビジネスインパクトを最大化しましょう!