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キャンペーンパフォーマンスのデータ指標を確認する際、データ指標の数値が合わない場合があります。しかし、これは一般的な現象で、その背景は簡単に理解できるものです。以下では、TikTok広告マネージャーのデータ指標の数値が合わない一般的な原因を3つ挙げています。
注:TikTok広告マネージャーのキャンペーンページでデータ指標を確認する際は、「合計」の項目を使用することで選択したデータ指標の正しい合計数を閲覧できます。
リーチに基づいたデータ指標は、ユーザーのユニークな行動、または広告によってリーチしたユニークユーザーを表し、TikTok広告マネージャーのキャンペーン構成のさまざまな単位(広告・広告セット・キャンペーン・広告アカウント)においてこれらのデータ指標を加算する際、想定の数値とは合わなくなる可能性があります。
リーチに基づいたデータ指標の例には、リーチ・フリークエンシー・リーチ数1,000人あたりのコスト・平均再生時間(1人あたり)・LIVEのユニーク視聴数などが含まれます。
リーチに基づいたデータ指標は一意の行動またはユーザーを表しているため、広告・広告セット・キャンペーンなどのグループを越えて単純に加算できません。加算した場合、ユーザーおよび行動を重複して計算する可能性があります。これらの指標を重複して数えることを避けるため、TikTok広告マネージャーは合計データの計算時に、重複した行動またはユーザーを排除します。これを重複排除と呼びます。
例えば、3つの広告セットがあるキャンペーンでリーチできたユーザーの数を求めようとしていると仮定します。それぞれの広告セットは2人のユーザーにリーチしましたが、キャンペーンがリーチした合計人数はわずか4人でした。では、キャンペーンの総リーチ数が6人ではないのはなぜでしょうか。
ディメンション:広告セット | データ指標:リーチ |
---|---|
広告セットA | 2 |
広告セットB | 2 |
広告セットC | 2 |
総リーチ数 | 4 |
これは、キャンペーン内で、1人(Aさん)が各広告セットでリーチされたため、1回のみカウントされ、キャンペーン全体のリーチから重複排除が行われた結果です。
ディメンション:広告セット | データ指標:リーチ | リーチしたユーザー |
---|---|---|
広告セットA | 2 | Aさん、Cさん |
広告セットB | 2 | Aさん、Jさん |
広告セットC | 2 | Aさん、Sさん |
総リーチ数 | 4 | Aさん、Cさん、Jさん、Sさん |
興味・行動・オーディエンスなど、特徴によってユーザーを識別するディメンションを使用してデータ指標を分析する際、ユーザーが複数のグループに同時に所属している可能性を加味する必要があります。これに対応するため、システムがデータ指標の合計値を計算する際、ユーザー数の重複排除が行われます。
例えば、広告がリーチしたAさんとCさんという2人のユーザーが、それぞれ1回ずつ広告をクリックしたとします。ここで、興味タグ別にクリック数を閲覧すると、キャンペーンで4回のクリックが生成されたように見えます。
ディメンション:興味 | データ指標:クリック数 |
---|---|
映画 | 2 |
書籍 | 1 |
エンターテインメント | 1 |
合計クリック数 | 2 |
なぜなら、広告をクリックした人には複数の興味タグがつけられているからです。しかし、合計には広告の実際のクリック数のみ表示されます。
ディメンション:興味タグ | データ指標:クリック数 | クリックした人 |
---|---|---|
映画 | 2 | Aさん、Cさん |
書籍 | 1 | Aさん |
エンターテインメント | 1 | Cさん |
合計クリック数 | 2 | Aさん、Cさん |
興味・行動・オーディエンスのディメンションにも同様のロジックが適用されます。
広告セットまたは広告のデータ指標は、単位別に合計が異なる可能性があります(例:広告セット単位とキャンペーン単位、広告単位と広告セット単位)。これは、削除された広告セットまたは広告のデータがレポートに含まれていないために発生している可能性があります。
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