イベント重複排除

イベント重複排除は、ウェブサイト上のコンバージョンを正確に報告する重複イベントの共有を目的として、TikTok PixelおよびイベントAPIの両方をご利用の広告主の皆さまに実施が求められています。TikTokにて、完全に一致するコンバージョンの重複イベントが発見された場合、二重計測・報告防止のため、最初のイベントを保持・改良します（以下参照）。すべてのイベント重複排除は、広告主様の測定・最適化・TikTok上の広告ターゲティングのために実施されています。

イベント重複排除の必要性は、以下のシナリオにてご確認ください。

• ピクセルとイベントAPIにおいて、イベントの重複がなく、異なるイベントを別々に共有している場合は、重複排除が不要。 

  • 例えば、ピクセルで共有されるAddToCartイベントと、イベントAPIで共有されるCompletePaymentイベント。

• ピクセルとイベントAPIで同じイベントを共有しており重複がある場合は重複排除が必要。 

  • 例えば、ピクセルとイベントAPIの両方で共有されるCompletePaymentイベント。

重複排除機能の仕組み 

重複排除を有効化するには、ピクセルとイベントAPIの両方を通じたイベントペイロードが下記の3つのパラメータに含まれていることが必要で、こちらは開発者が確認すべき項目となります。 

• pixel id

• event（例：CompletePaymentやカートに追加）

• event_id（広告主側で設定された、訪問者のコンバーションを表す一意の文字列）

さらに、広告主には、ファーストパーティCookie（_ttp）をイベントペイロードに含めることをお勧めしています。イベントAPIからevent_idを受信されないが、TikTok Cookie（_ttp）は受信された場合、_ttp Cookie値に基づいてブラウザーとサーバーイベント間の重複排除を試みます。

重複排除の設定方法については、TikTok for Business開発者ドキュメントに従ってください。

重複排除のシナリオ 

次のような重複が発生する場合は、以下のシナリオおよび対処法をご確認ください。

• ピクセルイベント間の重複

  • 最初のイベントから48時間以内に同一のeventおよびevent_idパラメータを持つイベントがピクセルを介して報告された場合、重複排除が行われます。

• イベントAPIイベントの重複

  • 最初のイベントから48時間以内に同一のeventおよびevent_idパラメータを持つイベントがイベントAPIを介して報告された場合、重複排除が行われます。

• ピクセルイベントおよびイベントAPIイベントの重複

  • ピクセルおよびイベントAPIを介して報告された、受信時間の差が5分以内かつ同一のeventおよびevent_idパラメータを持つイベントは統合され、その際、追加のマッチキーやパラメータがある場合は、最初のイベントに付与されます。        

  • 最初のイベントの5分後以降かつ48時間以内に同一のeventおよびevent_idパラメータを持つイベントがピクセルおよびイベントAPIを通じて報告された場合、重複排除が行われます。